愛と感謝の花、カーネーション

 カーネーションと共に過ごす大切な日々

　カーネーションは、ナデシコ科の多年草で、ピンクや赤、白や黄色など、鮮やかな色彩の花を咲かせます。母の日や父の日、誕生日などの大切な人への贈り物にぴったりで、花言葉は「母の愛情」「思いやり」「感謝」など、心温まるものが多くあります。

　カーネーションは丈夫で長持ちすることが魅力で、切り花としても庭のお花としても美しく咲き誇ります。育て方も簡単で、日当たりがよく、水はけのよい土壌を選べば大丈夫です。鉢植えでも育てることができるので、冬に咲くカーネーションは室内でも楽しむことができます。

　また、「カーネーション」という名前は、「肉（carnis）」を意味するラテン語から来ていて、花びらが重なり合っている様子を表しています。その美しい花姿や丈夫さ、長持ちすることから、多くの人々に愛されているお花なのです。

カーネーションを飾る

　カーネーションの切り花は、色や形が豊富で、長持ちするのが特徴です。切り花として楽しむには、水揚げをしっかりと行い、水や栄養液をこまめに替えることが大切です。また、茎の先端を斜めに切ると水分の吸収がよくなります。カーネーションの切り花を飾るメリットは、次のようなものがあります。

• 花言葉が豊富で、感謝や愛情、祝福などのメッセージを伝えることができます。
• 色彩効果で空間に明るさや華やかさを与えることができます。
• 芳香効果で心身のリラックスや癒しを促すことができます。

カーネーションの切り花は、自分用にも贈り物にもおすすめです。季節やシーンに合わせて選んだカーネーションの切り花を飾ってみましょう。

カーネーションを育てる

　カーネーションの鉢花は、小さくて可愛らしい花がたくさん咲くのが特徴です。鉢花として楽しむには、次のような育て方を心がけましょう。

• 日当たりと風通しのよい場所に置きます。直射日光は避けて、半日陰が適しています。
• 水やりは土の表面が乾いたら行います。水はけのよい用土を使って、根腐れを防ぎます。
• 花後は枯れた花や茎を切り取ります。切り戻すと再び花が咲きます。
• 肥料は液体肥料を月に1回程度与えます。開花期には高リン酸肥料を使うとよいです。

カーネーションの鉢花は、自分用にも贈り物にもおすすめです。色や形に合わせて鉢やカバーを選んでみましょう。

カーネーションの花言葉

　カーネーションは、花言葉が豊富で、色や形によってさまざまな意味を持ちます。一般的には、愛情や感謝、祝福などのポジティブなメッセージを表しますが、中にはネガティブなメッセージを持つものもあります。カーネーションの花言葉の一部を紹介します。

• 赤：「私の心は燃えています」「あなたへの愛」「情熱」
• ピンク：「母への感謝」「優しい愛」「女性らしさ」
• 白：「純真無垢」「清らかな愛」「あなたを忘れません」
• 黄色：「失望」「拒絶」「不幸」
• オレンジ：「魅力的な人格」「友情」
• 紫：「気まぐれ」「移り気」「変わりやすい恋」

　カーネーションは、花言葉によって相手に伝えたい気持ちを選ぶことができます。色や形に注意して、適切なカーネーションを贈りましょう。

カーネーションの名前と花言葉の由来

　カーネーションは母の日に贈る花として有名ですが、その名前や花言葉にはどんな意味があるのでしょうか？カーネーションの名前は、ラテン語で肉の色を表す「carn」や、英国の詩人が作った冠を表す「corona」からきているという説があります。また、カーネーションの花言葉は色によって異なりますが、「無垢で深い愛」「母への愛」「私の愛は生きています」などは、アメリカで始まった母の日にちなんだものです。母への感謝や尊敬を伝える花として、カーネーションは世界中で愛されています。