1月に使いやすいお花 2

ヒヤシンス

Hyacinth フウシンシ(風信子) キジカクシ科　ツルボ亜科　ヒアシンス属

鉢物で人気のある品目になります。
香りも楽しめますし面白いお花です。
切り花ですと茎が短いので使い方を選びます。オランダからの輸入品がほとんどです。白、桃、紫等あります。切り花でおいていても日々伸びていきます。

ラナンキュラス

Ranunculus はなきんぽうげ(花金鳳花) キンポウゲ科　キンポウゲ属

人気のあるお花です。花径2cmくらいのものから５ｃｍのものがあり見栄えもかなり違います。花色も赤、桃、黄、橙、白、紫、緑、複色　等ありこれに濃淡がありますのでお客様の受ける印象に差異がありやすいかもしれません。花もちは悪くはないので気軽に飾られるのもよいかと思います。お花の大きなものは本当に素敵で見栄えます。主役にもわき役にもなれる自在なお花かと思います。

ナルコユリ

dwarf Solomon's seal ナルコユリ(鳴子百合 ) キジカクシ科　アマドコロ属

日持ちはあまりしませんがとても雰囲気のある素敵な花材です。日ごろ使うグリーンに飽きたら試してみてもよいかと思います。

ウメ

Japanese apricot ウメ(梅) バラ科　サクラ属

花もちはあまりよくなくお正月を過ぎると使いずらくなるかと思います。雰囲気は良いので花がなくとも枝の形で見せれます。

コデマリ

Spiraea cantoniensis コデマリ(小手毬) バラ科シモツケ属

花が散るので活け込みに使うと大変です。見栄えもよく動きも出るので使いたいのですが外に飾るスタンド花などもあまり長く飾るようですと花が散り周りを汚してしまいます。

サクラ

Cherry Blossoms サクラ(桜) バラ科　モモ亜科　スモモ属

多くの日本人が好きなお花かと思います。花は散るので周りが汚れますが、活け込みに使うとその辺りはあまり気にされません。大変使いやすい枝物です。早い時期には啓翁桜が出てきてお正月などに飾られますし、おかめ桜や東海桜、寒緋桜、吉野桜等いろいろあります。サクラは散ると書きましたが啓翁桜は散りにくいので便利です。時期が遅くなると八重桜や鬱金桜などが出てきて終わります。水揚げは細かい枝のものは叩きにて対応し太くなると割りをしてさらに太いものは外皮を削って対応します。出回るもののサイズは品種によっても違いますが60ｃｍの細かいものから４mから５ｍくらいのものまで幅広く出ます。水を切らすと咲かないので注意が必要になります。

ツバキ

Camellia japonica ツバキ(椿) ツバキ科　ツバキ属

お花がぽとりと落ちるので使用場所や用途を選びますが葉もきれいなので使いやすい枝物かと思います。色は白、赤、桃とあり咲き方も一重や八重とあります。品種は多く中でも侘助、加茂本阿弥、乙女椿や白玉椿などが流通量もある程度あり比較的使いました。

ボケ

Japanese quince ボケ(木瓜) バラ科　ボケ属

虫が出やすいので可能でしたら使用前に殺虫剤を使ったほうが良いと思います。比較的安定して入荷可能ですしお花もかわいいので使いやすいと思います。花色は赤と白をよく見ます。

ヤナギ

willow ヤナギ(柳) ヤナギ科 ヤナギ属

猫柳や赤目柳、ドラゴン柳や雲竜柳などがあります。ドラゴン柳は大変強いのでお勧めです。

ユキヤナギ

Thunberg spirea ユキヤナギ(雪柳) バラ科シモツケ属

細かく散るので使いどころを選びますが動きがありお花もかわいく使いやすいです。

サンシュユ

‎Japanese cornel dogwood サンシュユ(山茱萸) ミズキ科

黄色いお花が線香花火のように咲きます。価格も比較的抑えられますので、メインの花材を回すときのクッションのように挟んで使うと良いかと思います。