バラ1 （赤 桃 白）

バラ

バラしか店頭に置かないお花屋さんもあるほど素敵なお花です。
国産のものからエクアドルやケニヤ、インドや中国や韓国など様々な国から輸入されています。
輸入品の中でもエクアドルのものは輪も大きく大変見栄えがします。
又、ケニヤ産のものは良くも悪くもそこそこかと思います。インド、中国、韓国のものはあまり扱ったことがなく分かりません。
国産のものは良いものから悪いものまで様々です。
用途に合わせて使い分けをされるのが良いかと思います。
8月は国産のものは著しく品質が落ちます。暑い時期になり国内で良いお花はかなりなくなります。
私が良く使う産地がある地方は愛知県、群馬県、栃木県、茨城県、静岡県等になります。
品種によっては限定された産地でしか取れないものもありますので、あちこち使うことになるかと思います。
季節にもよりますが人気の色は赤、ピンク、は強く黄色、オレンジは次点になるかと思います。用途などが少しずれますが白も好きな方はお好きです。

赤バラでは昔はローテローゼが人気があったようです。しゅっとしたバラでエレガントな姿をしています。近頃は少なくなりました。代わりに今どこにでもあるのはサムライ08かと思います。ローテローゼに比べると男っぽい花でふくよかな丸みがあります。花も大きく色も濃く見栄えます。個人的にはアマダやレッドエレガンスもよい花だと思いますアマダは大きさもあり花びらの形が少し特徴があり色も落ち着いておりますので、表情が作りやすいかと思います。レッドエレガンスはロゼット咲きのバラになりこちらも雰囲気を出しやすいと思います。輸入品ですとフリーダムあたりは輪が大きく見栄えるかと思います。ただ茎の節から折れやすいので取り扱いには注意が必要になります。

ピンク色のバラでは昔はテレサやノブレスあたりが多かったような気がします。近頃使うものでいうと国産品ではスイートアバランチェ＋やピンクアバランチェ、輸入品ではエースピンクなどを使います。アバランチェ系のものは咲きが早くなりますので用途によります。輸入物はそれほど早く咲かないものが多いので、動きが鈍いときや抱えておきたいときには重宝します。変わったところでいえばイヴピアッチェやオール4ラブを使います。かなり花もちは悪くなりますが、香りもよく花形もエレガントでかわいらしく飾るには素敵なお花かと思います。ピンクイヴピアチェなどやわらかなピンクのものもあり幅が広がります。オール4ラブはかなりしっかりしたバラになります。大輪ですし花形もかわいらしく色味もピンクに青みのような冷めた色が入り特徴的で使いやすいです。一方輸入のものではエースピンクあたりが輪も大きく比較的緩やかに咲いてきますので使いやすいかと思います。花もちもよいほうです。

白色のバラはティネケがかわいらしく色もきれいでよく使いました。アバランチェ＋は大輪でとても見栄えが良くこちらもよく使いました。花形が面白いものでブルゴーニュやシエドゥーブル、オートクチュールなども使いやすかったと思います。ただブルゴーニュははなもちがあまりよくないので注意が必要になります。

ピンク系のバラをそろえるときに品が少なくそろわないときにはベラローサ、ピタハヤやガーディアン＋、ドルチェビータ＋などの複色のものも扱いました。複色のバラは一番外側の花びらがピンク色をしておらず、緑や茶系などが少し入り痛んで見えることがありお客様によってはクレームを頂くことがありその点は注意が必要かと思います。気になるようでしたら取り除いてのお渡しが無難かと思います。ただそこも含めてバラの良さかとも思いますので、少しばかり残念ではあります。

今回は　赤　ピンク　白　とご紹介いたしました。バラは大変品種が多くお店によっての取り扱いにも幅があります。お花屋さんで気になったものがありましたらお気軽にお店のスタッフにお聞きくださいませ。どこの花屋さんも話し好きの方が多いので快くうんちくなども聞けるかと思います。